今から約2000年前のギリシア時代に、飲んでも飲んでもそれ以上に尿が出ていき、しまいには干からびて死んでいくという病体の観察からサイフォンを意味するギリシアの語のディアベテス(Diabetes)という病名が用いられ、18世紀に尿に甘みのあることを見いだし、「甘み」を意味するメリトゥス(Mellitus)という形容詞がつけられ、Diabetes Mellitusとなって今日に至っています。
中国では、これより先、8世紀にすでに口渇、多尿に加え、尿に甘みのあることの記載があり、「消渇」と呼ばれていました。
日本では、10世紀から中国の医書の翻訳でこの病気は知られており、明治初期にはDiabetes Mellitusを「密尿病、甘血、糖血病、糖尿病、葡萄糖尿」などと訳し、大正時代になって「糖尿病」と統一されました。