糖尿病についての正しい知識を得る、糖尿病の人同士の親睦をはかるなどを目的にして、日本糖尿病協会(日糖協)が1964年につくられました。1998年10月現在、会員数は7万5719人です。
日糖協の支部は各都道府県に1つずつあります。会員は原則として、病院、診療所、保険所などクリニック単位で、日糖協に入会します。クリニックでまとまることができない場合は、個人会員として入会することもできます。
会の活動はそれぞれの支部、クリニックでちがいますが、医師、看護婦、栄養士、保健婦などの指導で、月1~2回、食事療法、インスリン療法などの勉強会を開いている会が多いようです。とくに養生が難しい会員や、入会したばかりの会員のために、週ごとに講習会を行うクリニック団体もあります。
クリニック団体ごとに、親睦をかねて旅行したりすることもあります。旅行のときには、栄養士から規定内のエネルギーで、どのように料理を選べばよいかなどの指導も行われます。
子どもだけのクリニック団体もあり、食事療法、インスリン療法を学ぶために、サマーキャンプなどを開催することもあります。イモ掘り、ピクニックなどの楽しいレクリエーションも行っています。
会員には毎月機関紙「さかえ」が配布されますが、コレには糖尿病についての新しい情報などが掲載されています。各支部、各クリニック団体ごとに機関紙を発行しているところもあります。
■日本糖尿病協会
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